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光そそぐ家

玄関脇の外壁に、聖書の一節を記した定礎が埋め込まれている。民家では珍しいこと。これからの人生が楽しく幸せであるようにと願いが込められている。というのも、末永さんご一家の自宅は、東日本大震災の被災地で、もう戻ることができない。体育館などでの避難生活を経て、アパートを転々とし鹿沼市にたどりついた。住み慣れた土地を離れ、さまざまな心痛からお父様は命を縮め、家族一人ひとりも生活環境が大きく変わって戸惑いを隠せない日々。


やっと、この地に根をはり暮らしていくことを決断。まずは、土地探し。お父さんの介護の経験や自分たちも高齢化していくことを考え、ライフラインの利便性など住環境を最優先した。十数カ所も訪れ、今の物件を見つけ、1年かけて家主さんを説得し購入。


ところが、あまりにも荒れ果てていて、リフォームより新築を勧める業者ばかり。そんな中、唯一リフォームでも大丈夫といってくれたのが、娘さんがネットで探してくれたドクターリフォームサンセイ。説明を受け、施工例のDVDも観て「いい仕事をする」と思ったそうだ。


リフォーム前に、ご夫婦で来る日も来る日も、草刈や家の中の片付けにおわれたのも、今となっては良い思い出。リフォーム後は、新築のような仕上がりになっていて、キッチン、サンルーム、クローゼットなど奥様の希望は全て叶えられ、「まるで魔法みたい」と驚いていた。ご主人好みの外観とすっきりとした住空間には光がサンサンと降り注ぎ、明るさと心地よさがあふれる住まいへと変わった。


「要望は全て伝え、妥協しなかった。家具もひっくるめ、気に入ったものとの出合いのサポートや、細かいアドバイスがあったからこそ」と、嬉しそうだった。物件を決めた時、奥様は何度も「ここ!?」と不安を口にしていたそうだが、ポジティブなご主人は、自分の強運と出合いの“縁”を信じて決断。「まちがいなく良かった! 他の業者では、ここまでやれなかった」と満足そうだった。


出会いから40年近くずっと仲むつまじいSさんご夫婦と弊社代表 一級建築士 山口弘人