BEFORE&AFTERリフォームってどんな風に進めるの?このリフォームっておいくら…?
施工の様子とコスト

大家族の古民家 大平町

ついに完成しました。太い柱、太い梁を見せたつくり。とても落ち着いたダイニングキッチンになりました。

古民家再生は大工にとっても「匠の技」の見せ所。
藤平親方も「こんな仕事なかなかさせてもらえないよぉ」と今回の田中様宅のリフォームに携われたことを誇りに思っている様子でした。
ご家族も大切にしている先祖代々の家が、きれいに使いやすくなったことを大変喜んで下さっています。

後は残りの手直し工事と畳を入れるのみ。お引越しされたその夜に、ご家族みんなの楽しそうな笑い声が聞こえることかと思います。
我々スタッフ一同にとっても、このお引渡しの時が最も緊張し、「ありがとう」の言葉で最高に喜びを感じる瞬間でもあります。

建具の枠が取り付けられ、大体の間取りが分かるくらいまで工事は進みました。ホッと一安心の親方。

ここからは慎重に繊細に、仕上げの大工工事に入ります。

古民家の場合は特に熟練の技が必要となりますので、ここからが腕の見せ所(^^)
お隣にお住まいのご家族も進行具合を毎日楽しみしていますので、イチニチでも早いお引渡しをめざし頑張りますっ!

ご覧の通り、外観は完成に近づいております。が、内部はこれからが本番。
まずは雨風をしのげる様にすることで、家にも大工さんにも優しいリフォーム環境となるのです。

外壁には、地震にも強い壁を作るために特殊なボードを貼ってます。http://www.daiken.jp/dailite/

古民家のリフォームでとても重要な、柱・梁の補強。
全部取り替えてしまっては、せっかくの味がなくなってしまいますし、かと言って傷んでいる部分は新しくしないとせっかくのリフォームの意味がありません。
今回も細部に渡る調査を重ね、取り除く柱、保存する梁が決まりました。

手前の黒梁さんは、100年以上この家を支えてきた大先輩。
新人の白柱くんにその体を預け、今後も末永く田中家のご家族を見守って行ってくれることでしょう。

歴史のある建物をリフォームする上で最も重要な工事が基礎補強工事。
昔の匠の技術を現代の工法でよみがえらせる準備が着々と進んでおります。

解体工事が一段落してご覧のように柱と梁だけの状態になりました。完成形は想像しにくいとは思いますが、もちろんちゃんと今後の工事のことを想定して進めております。
これから古民家の再生でもっとも重要な基礎の補強が始まります。

土壁の解体撤去作業に伴なって出るこの土埃にまかれる度に、当時の時代にタイムスリップした様な気持ちにさせられます。

本日、秋晴れの中 二百数十年に渡り受け継がれてきた歴史ある古民家のリフォームにあたり お清めと安全祈願が行われました。