BEFORE&AFTERリフォームってどんな風に進めるの?このリフォームっておいくら…?
施工の様子とコスト

増築部分は地盤から改良 宇都宮市 1000万円~

■Before

五月晴れの気持ちが良い朝、リフォームで解体する部分を中心にお清めをさせて頂き、工事がスタートしました。
築12年と比較的新しい家ですが、息子さんご家族がご実家を増築しての2世帯住居を計画しご依頼を頂きました。
今回のリフォームのポイントは、増築部分の地盤改良です。当初から地盤が悪く、家の中を歩いていてもその傾きがわかるほどでした。調査をした結果も、充分な改良が必要ということになりまずは建物の一部を解体し、その後地盤の強度を高める工事に入ります。

家は水平に垂直に建っているからこそ、その寿命も永くなり価値も上がります。現在お住まいの家が心配な方は、まずはお近くの住まいのプロ『建築士』に、「地盤」について聞いてみてください。きっと適切なアドバイスが返ってくると思います。

■解体~地盤改良工事

建物東側の一部が解体され、地盤を改良するために杭が打ち込まれています。地盤の改良方法は大きく分けると2つの方法があり、今回採用している方法は写真のように柱状の杭を地中に埋め込み支持地盤まで到達させるという「柱状改良」と呼ばれます。この他に「表層改良」と呼ばれる、セメント系固化材を軟弱地盤と混合させて固い地盤を造る工法があります。この方法、固い地盤がそんなに深くない位置にある場合に適しています。

足元をしっかり固め、基礎工事に入ります。

■基礎~大工工事

基礎の鉄筋と型枠が組まれ、その上に木造の骨組みが立ち上げられました。この作業で最も気をつけなければいけない所が、既存建物との連結部分です。「増築して家が大きくなったのはいいけど、雨漏れがし始めて・・・」なんて状態になってしまったら大変ですからね。リフォーム一筋で実績を重ねてきた「自信」と、常に持ち続けなければいけない「慎重さ」を胸に、今回もしっかりと二つの建物をつないで行きたいと思います。

■大工工事2

増築部分の工事が急ピッチで進んでおります。
母屋とのバランスを考え屋根には瓦を使い、外壁もそれに似合うような仕上げを施す予定です。
2階のLDKは吹き抜けにロフトがある開放的な空間。トップライトから入る明かりが、より一層完成後の楽しい生活をイメージさせてくれています。

■仕上工事

いよいよ完成までのカウントダウンがスタートしました。
増築部分と既存部分が違和感なく敷地内に納まるよう、外壁は同系色としましたが、中の空間はまったくの別物。若夫婦とお子さんたちが暮す増築部分は明るさを重視し2階リビングを採用。ロフトに伸びる白い階段には収納アイデアも満載です。

■After

2世帯住居ではなくても、2階リビングの人気は高いです。風通しや日当りが良い事はもちろんですが、近隣からの視線が気にならないというのも人気が高い理由のひとつですね。
ロフトにあがる収納つきのかわいらしい階段と天井には大きなトップライトが2つ。ムク材の床に寝転べば自然とのびやかな心地好い気持ちになれる空間が完成しました。キッチンの背面収納には間接照明を入れモザイクタイルを貼りました。